昨年の9月から『海外FX業者の実質パフォーマンスを比較・検証』ということで、
FXブローカー各社を実際に利用している様子を研究するため、研究対象の海外FX業者5社に10万円ずつのリアルマネーを入金し、同じEAを同じタイミングで作動開始したらどうなるか…という実験を行いました。
比較・検証対象の海外FX業者は、以下の5つです。
- Tradeview(トレードビュー)
- TradersTrust(トレーダーズトラスト)
- AXIORY(アキシオリー)
- BigBoss(ビッグボス)
- XM(エックスエム)
その実験開始から、ちょうど1年。
その結果は下記の通りです。
第5位(最下位) XM(エックスエム)
なんと、口座が凍結されてしまいました。
XMは、EAのリアルマネー運用中にも不可解な売買や動作が目立っていたのですが、まだまだ資金が口座内に残っていたはず。にもかかわらず、一方的に口座を凍結されてしまいました。
原因は全く不明です。手動での売買は一切していないですし、ただただEAを動かして放置していただけです。
考えられる原因とすれば、あくまでも想像ですけど、
XM側が顧客が動かしているEAに対して自動的に反対売買。
ほとんどのEAは負けるのですから、これでXM側はノミ行為で儲かりますね、通常は。
しかし、私が動かしているのは、
ALYS(開発者:ALP)、GINZO_System(開発者:岩井銀蔵)、RegulusEA(開発者:レグルス)という長期で勝てるEAなのですから、XM側は自動反対売買を行えば行うほど損をします。
ですから、そんなEAを動かしてXM側を損させる口座は凍結させることが一番なのでしょう。
XMに対して、薄々は感じていましたが、
それでも予想以上の結果となりました。
第4位 BigBoss(ビッグボス)
ビッグボスはスタッフも紳士的ですし、馬鹿正直といえるくらい真面目な会社であることを知っているので、個人的に応援しているFX業者なのですが、どうしてもFX取引環境がまだ弱いためにEA運用には有利とはいえないという結果が出てしまいました。
一時期は他のFX業者と同じく1ヶ月で20%以上の利益を達成することもあったのですが、実質的スプレッドがまだ低かったり約定力が弱かったり(AUD/USDなどなら強いが)したことで、最大ドローダウン50%を超えてしまいました。
最大ドローダウンが50%を超えてしまうということは、堅実な資金運用とは言えないものですから、これを機に、残念ながら脱落とみなし、残った資金を出金することにしました。
いかにALYSやGINZO_Systemが素晴らしいEAだとしても、
どうしてもFX取引環境に左右されてしまうのは仕方の無いことです。
ところで、誤解の内容に申しますが、
BigBossが決して勝てない業者ということではありません。
ALYSやGINZO_SystemはUSD/JPYやEUR/USDなどの
主要通貨ペアを運用するのですが、これら主要通貨ペアは、BigBossにとって不得意な分野なのです。
BigBossが得意で取引環境の強みがあるのはAUD/USDなどのAUD絡み。
もし、AUD絡みの良いEAを得る機会があれば、
ぜひとも再チャレンジしたいFX業者です。
第3位 Axiory(アキシオリー)
アキシオリーは、今年の2月頃に「bitwallet(ビットウォレット)に契約解除された」という出来事があり、一時は運営自体にも心配された人も多いと思いますが、結果的には逆に「アキシオリーの経営基盤の強さ」が証明された出来事となりました。
アキシオリーは、ビットウォレットの件をきっかけに従来よりも強固で安全な入出金経路を迅速に確立しました。海外FXを批評している素人さんたちは、「Axioryは危ない」「Axioryはおすすめできない」などの情報を発信しだしたようですが、それらはやはり表面だけを見てしまって大事な中身・本質に目を向けていない証拠。
このアキシオリーの優秀さは、EAによる1年間の運用結果にも表れ、
当初スタートした運用資金10万円が4倍以上になっています。
当然、この資金は全ていつでも日本国内口座に出金できます。
出金拒否も出金遅延もありません。
これからも安心して愛用できる
的確な資金分散・管理のためのサブ口座として、最も有力なFXブローカーといえるでしょう。
第2位 TradersTrust(トレーダーズトラスト)
トレーダーズトラストは、トレードビューと同じくらい“実質的”総合力を備えており、この1年間のリアルマネー運用でも“利益率”において接戦を繰り返していました。
結果的には惜しくもトレードビューに負けてしまい第2位となってしましたが、
使うEAによってはトレードビューにも勝る可能性も秘めています。
売買結果内容を比較してみてみると、
トレーダーズトラストの強みは「早朝の取引条件の良さ」です。
他のブローカーでスプレッドが広がり過ぎて売買機会を逃してしまった場面でも有利な取引条件によって利益を得ることが多かったです。
1年EA運用をした結果は、
資金10万円が56万7000円。
5倍以上に増えました。
こちらもアキシオリーと同様に出金に関する心配は一切ありません。
というより、出金手続き完了から実際に出金が完了されるまでの平均時間は3~4時間程度ですので(別口座で毎月確認済み)、その早さはトレードビューをも凌ぎます。
出金の心配も一切ないし、
実際に大きく利益を上げられる。
トレードビューと並んで利用必須のFX業者です。
第1位 Tradeview(トレードビュー)
堂々の第1位は、私の長いFX運用の経験から予想していた通り、利益の結果的にもダントツでTradeview(トレードビュー)となりました。
トレードビューは、アキシオリーほどの基本スプレッドの狭さやトレーダーズトラストほどの早朝取引環境の良さには劣るものの、総合的な有利性ではバツグンであったことが、結果的に証明されました。
ALYS、GINZO_System、RegulusEAの3つのEAシステムを動かすことによって1年間で得られた運用結果は、
Axiory:開始10万円→1年で44万円
TradersTrust:開始10万円→1年で56万円
と、どちらも素晴らしいですが、
それらをも凌ぐTradeviewの結果は…
Tradeview:開始10万円→1年で67万円
です。
まさに世界で最も有利にFX取引できる“実質的”No.1FXブローカーであることが証明されました。
安全・有利に生涯FXで資産形成するならば、絶対に利用必須といえます。
今回の実験・検証では、
「運用開始資金10万円」と、本来よりも少ない資金で0.1ロットからの複利運用で自動売買を行いました。
10万円に対して0.1ロットというと、
本当はレバレッジをかけ過ぎと言ってもよいほどであり、
そのために、「1年間で4~6倍」という運用成績となりました。
この運用が実験・検証でなく本命の数百万円・数千万円の運用ならば、
今回の運用成績の半分~1/3の結果(1年で1.3倍~2倍程度)の
成績に収まるはずです。
とはいえ、レバレッジを高めに運用しながらも
致命的なドローダウンの場面もなく、
着実に資金を増やしてくれたこの3つのEAシステムがあってこその結果ですので、
使うFXブローカーが良いから絶対勝てるというものでもありません。
今回の実験・検証では、
これにて一度完了としますが、
引き続き、このまま3つのFX業者にて3つのEAシステム稼働をし続けて
ゆっくりと数年間の長期で観察していこうと思います。